読書の秋ももうすぐ終わり

特にファンというワケではないけれどついつい買ってしまうのが桐生操*1という作家の本。古本屋で仕入れをする際に、たぶん何の役にも立たないだろうけど読んでみたいって本を“捨て本”(=一度読むだけで捨てる本)と勝手に呼んで、くだらなさそうなタイトルの本にも手をだします。それらはたいがい、文学とか論文とかではなく、例えば"○○のマメ知識"とか超常現象の写真がいっぱい載ったやつとか、桐生操が出してる「本当は恐ろしいグリム童話」みたいな雑学本とかなのです。

本当は恐ろしいグリム童話

本当は恐ろしいグリム童話

んで、今回仕入れたのが「きれいなお城の怖い話」(角川ホラー文庫)。切り口が俗っぽくて文体も読みやすいため、普通の人にも手にとって「へぇ〜っ!」と叫べるのでおすすめしときます。その中で有名な人だと以下のとおり。

  • 血に湯浴みする伯爵夫人 エリザベート・バートリ
  • 美少年を愛した青髭男爵 ジル・ド・レ
  • 残虐な串刺し公 ドラキュラ
  • ロシアを騒がせた怪僧 ラスプーチン*2

エリザベート・バートリは16世紀後半のハンガリーに生まれたお貴族さまで、自分が美しくなるために若い娘を殺してその血を浴び続けた人です。400人とも言われる殺人規模で、その存在だけは知っていたのですが、名前はここで初めて知りました。あの有名な拷問危惧「鉄の処女」を開発したのもエリザベートだということです。

*1:桐生操とは、女性2人のペンネームだそーだ

*2:ラスプーチン・・・このおっさんのことを知らない人はたった今から3分間反省しなさい。