ELSA"T'EN VA PAS"

サムシングの昔のCMで流れていた曲が、今日たまたまラジオで流れていました。エルザというフランス人歌手のうたでした。
ずっと忘れられなかった曲です。
この曲が何年も私の脳裏に焼きついていたのは、何故だかあのメロディの奥に何かのイメージが浮かんだからです。透明で、細くて、消えそうな声。歌詞は全然わからないのに、強烈な懐かしさと悲劇を想像させる。
私は以前、たまに前触れもなく強い不安に襲われることがあって、それはたぶん自分で考えられる悲劇よりももっと悪い事態になるような感じなんだけど、具体的には何も浮かばず、それがまた不安に輪をかけるとゆーもので。いや、別にウツとかじゃなくて、抑鬱に関係なく来るもんだから怖いんですけどね。
でもこの曲はそういうありきたりな悪夢を思い起こさせるんじゃなくて、"思春期の必然的な悲劇"って感じなんです。血が出る感じなんです。真っ白な肌に真っ青な静脈が見えるんです。慟哭よりももっと大きな声わけのわかんないことを叫んでて、その奥に風になびいた花のない草原が見えるんです。
すいません。ウツじゃないですよ・・・。

→すごいね。全くわからないから逆に惹かれるよ。(中山)
→全くわからんのか!後で歌詞を調べたら、どうやら自分と母親を捨てて家を出ていってしまう父親にすがる詞だったようです(㊥山)