「ゲームの名は誘拐」(東野圭吾、光文社)

数年前に藤木直人仲間由紀恵主演で映画化された「g@me」の原作。エリート会社員が金持ちの令嬢とと結託して令嬢宅から身代金をせしめるお話です。
東野作品は初めて読みました。いや、そんなことよりまず、主人公のエリート会社員の性格が悪くてめちゃめちゃ好みです。さすが、つきあってた彼女に結婚の話をほのめかされて気持ちが冷めるところから話がはじまっているだけあります。"誘拐ゲーム”でも、裏を読んで保険をかけて確実に成功する道しか選ばない男なのだ。うひゃっ☆
ちなみに映画の方はね、“誘拐犯と被害者が恋に落ちる”みたいなコピーなので、非常に見る気が起きませんね。キャスティングに関しては藤木直人は正解。傲慢で慇懃無礼なエリートをやらせたら日本で5本の指に入るでしょう。昔江角マキコとつがいのドラマをやってまして、その非情なまでの冷たさにヤラれましたから。仲間由紀恵は・・・どうだろう、個人的にはかなり好きなんですけど、原作のイメージだとちょっと違うなぁ、なんて。
追記→㊥山の映画鑑賞感想文 「g@me」観ました

ゲームの名は誘拐

ゲームの名は誘拐