オー・デ・メルヴェイユ

エルメスの香水、オー・デ・メルヴェイユ。フランス語で『不思議な水』という名前の奇抜な香水。どこが奇抜かというと、女性用フレグランスには必要不可欠な、フローラル香を一切含有していないからだ。だけど女性用。
なんでこの香水が気になったかというとレシピがいいんです。キャラメル、古いコニャック、腐葉土の香り、ミステリアスで不定形のアンバー。興味をそそられる面子じゃないですか。特に腐葉土腐葉土て。
香りのイメージは、私個人のイメージかもしれないけどファンタジー。ファンタジーといっても、日本のファンタジーじゃなくて、ネヴァーエンディングストーリーとかロードオブザリング風の海外のファンタジー。この香りを嗅ぐと、そんな世界がいい感じに頭に広がるので大好き。最初ミニボトルで購入したけど気に入ったからフルボトルを購入した。
ボトルもかわいい。片面のみ丸みを帯びたレンズ形のおかげで、ボトルの裏側に描かれた星空が素敵に見えるし、底が斜めなので傾いた佇まいが粋ですな。また、液体の微妙なオレンジ色が渋い。エルメスだけあって細部までこだわりが見られます。やっぱ香水はボトルも大事ですね。




→古いコニャックも気になる。古くないといけないのか? どのくらい古ければいいのか? ほれ薬の材料みたいだなーー(㊥山)