「グリーン・ディスティニー」(監督:アン・リー、2000)

これはすごい!すごいアクション映画なんです!今までハリウッド映画だアクション映画だとバカにしてきた㊥山ですが、これは映画におけるアクションというのを計算しつくして生み出された作品といえるでしょう!
タイトルの「グリーン・ディスティニー」は天下の名剣の名前で、この剣に群がる人達のちょっとファンタジックなお話です。何がファンタジックかって、それはもう忍者よりもダイナミックな動きのワイヤーアクション!ものすごい勢いで画面をはじからはじへ、最初は子どもだましのアクションでアホらしいなぁ〜などと思ってましたが、物語が進むにつれて、人の感情や想いが剣と剣が打ち鳴らすキンキンという音に現れてきてるんじゃないかと思えてくるのです。大げさに言うとそういう感じ。
ところで、この映画で深窓のお嬢様を演じてたチャン・ツィイーという中国の女優を初めて知りました。この子は物語の中で一番ガキで沸点が低く感情の起伏が激しく、剣が強くてとんでもないトラブルメーカー、だけどものすごく純粋。100か0かみたいな。“心のエグみ”みたいなものすら出さなきゃいけないくらいの難役を演じたチャン・ツィイーという女優に、強い強いショックをうけました。すっごくカワイイのだ!
チャン・ツィイーアジエンスのCMの子です >> 花王「アジエンス」