出雲ブーム

ブックオフへ行ったら樹なつみの『八雲立つ』(白泉社)が1〜10巻で¥100になってました。ヒドイヨ〜〜。
最初の八雲が出たのが私が高校生ぐらいだったと思いますが、その時にハマってた『花咲ける青少年』(同)に匹敵する作品ではないと思ったために放置状態に。改めて今読んでみると、八雲もそれなりに面白いです。題材なんかはいたって地味なんだけど、何故か派手な印象を受けてしまうのは樹作品ゆえなのか。花咲けや前作『朱鷺色三角』&『パッション・パレード』(同)は意図的に派手だったんだろうけど・・・OZ以外のモノは全部派手ですな。
えっと、“八雲”には出雲の巫女=シャーマンが出てきて、いわゆる古事記の頃のスサノオとか大和王朝とかが根底の題材になってるんです。古事記に収録されている有名な日本最初の和歌“八雲立つ 出雲八重垣 妻篭みに・・・”とかね。正直私は日本史弱いんですが、あの頃のエピソードは血なまぐさい上に謎も多く、非常に興味をひかました。
それにしても、樹なつみは旧家とかお金持ちとか、神がかり的な美青年とか、心のモロイ人とか好きだね。あと、闇己の実母がグリュクスヨルド夫人なんですけど・・・

八雲立つ (16) (花とゆめCOMICS)

八雲立つ (16) (花とゆめCOMICS)