やっぱ期待とかしないほうがいい

昨夜はやっぱり気になって、『神様にそむいた恋〜おにいちゃん〜』(芹沢由紀子、講談社) を買ってしまいました。すごい。ありえない展開で完全に裏切られてしまいました・・・。だってさ、わざわざこんなタイトルなんだから肉体関係がドロドロなのかと思うじゃないですか。北川みゆきの『罪に濡れたふたり』(小学館)みたいな、ドロドロでヤリまくりでボロボロになっててもまだやんのか!みたいなさ。それが、お兄ちゃんと妹はそのままプラトニックなんですよ。ヤリまくりはおろか、キスぐらいしかしないえらいモノわかりのいいお2人。“お互いを尊重して想いあってる”っていう、崇高な精神の持ち主でね。彼らをみた後自分自身を見つめたら、ずいぶんと汚れた人間だってっていうね。あはは。

恋文日和(3) (講談社コミックスフレンドB (1399))

恋文日和(3) (講談社コミックスフレンドB (1399))

この日、もう1冊買ったのが、ジョージ朝倉の『恋文日和』(講談社)の3巻。最近ジョージの作風に昔みたいな勢い(めちゃくちゃさとか馬鹿馬鹿しい妄想とかガーっとした展開とか)がなくなってる気がしてて正直あまり期待してなかったんですが、コレが良かった。特に「LETTER10 ホワイトタイガー・イリュージョン」。わりかしありきたりな設定でありきたりなテーマなんだけど、特攻精神とゆうか、ガーっとした感じがあって、その上かなり倒錯的。共通主題でもある手紙があまり効果的に使われてなのはちょっとばかし残念だが、こう、ガーっとした感じがね。いいね、ジョージ。