時間よ止まれ、お前は美しい(ファウスト)

私は実は柄にも無く、彫刻とか好きであります。
とはいっても箱根彫刻の森美術館や美ヶ原高原美術館しかいったことないのだけど。特に夜行くのが好きです。
夜は当たり前だけど暗くて人が少ない、もしくは人っ子一人いないので作品鑑賞に集中できるし、逆に彫刻たちにじろじろ見られているような気分になる。
スポットライトによって暗闇に浮かび上がった彼らは冷たく、ただただ沈黙してそこにあるのだが、目を凝らすと実は作者の訴えをうるさいほど叫んでいる。
彼らは非現実的だ。作者の一瞬の感動や激情を留めておく為に生まれたものだから。一瞬を留めるという事はここ現実では有り得ないことだ。永久に変わらないものは無い。感情や激情も時間の経過で変化し、留まる事は無いのだ。
私が彼らを見たときに得た感動も時間が経てば薄れていく。しかし、彼らは一瞬を半永久的に叫び続ける。壊れる時まで。

ゲリラと同義のフランス語らしいです。ナチスには伝説上の海蛇『ヒドラ』に例えられ、アンチパルチザンマークには蛇が描かれている。ちょっとパルメザンチーズに似てるけど言葉の性格が全然違う所が素敵だ。